ラオスと不発弾 時事編

ラオスの不発弾問題に詳しい林さんの硬派なコラムです。


9月にラオスで開かれるASEAN(東南アジア諸国連合)の会議が近づいてきました。

今回のASEANの会議にはオバマ大統領がアメリカの大統領として初めてラオスを訪問することになっています。

この訪問に先立ってアメリカの国家安全保障担当の副補佐官であるベンジャミン・ローズ氏がラオスのメディアのインタビューを受けました。

 

ローズ氏は、オバマ大統領のラオス訪問が両国間の関係の強化に大きく貢献すること、そしてこの訪問が戦争の遺産の問題、特に不発弾の問題に対してアメリカがより関わっていくことを示していると述べています。

さらに、不発弾の除去の問題は、アメリカの歴史的な責任の問題であるとも述べました。

 

アメリカ政府の関係者がここまで踏み込んだ発言をすることはこれまでほとんどありませんでした。

アメリカは、不発弾問題への関与の強化を通して、ラオスとの関係の強化を進めていこうとしています。

深刻な不発弾の問題を抱えるラオスにとって、オバマ大統領の訪問とそれに伴うアメリカの不発弾問題への関与のあり方は、今後数年間の不発弾対策の方向性を大きく左右するものになりそうです。