ワット・プー号で食を楽しむ

ワット・プー号で食を楽しむ Fully enjoy eating and drinking on the boat.

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ワット・プー号の一日は、二階の後部デッキに設けられた食卓から始まります。岸辺に繋留されて、揺れをまったく感じない船のキャビンで熟睡した翌朝、早くに目覚めて、二階のデッキに上がると、清潔な白衣を着たボーイがテーブルをセットしていました。メコン川の向こう岸に聳える山の上に顔を出したばかりの太陽の光が、デッキに差し込み、そして、気持ちの良い川風が吹いてきます。

 

さて、オープン・デッキで、文字通りに自然に囲まれての朝食です。調理はすべて、一階にあるキッチンで行われています。温かい卵料理にバケット、コーヒーと紅茶にオレンジ・ジュース、そして、デザートのフルーツが出てきました。これを、それぞれのテーブルの人が、自分たちなりの時間をかけて、いただきます。どの食べ物、飲み物も、おいしいのですが、特にお勧めは、ジャムでした。ライム、コリアンダー、パイナップルの三種類のジャムがあり、バケットにぬって食べます。なかでも、ライム・ジャムはぴか一の味でした。そこで、船の人から、ビエンチャンの町で、このジャムを売っている店を聞きだしました。その後、我が家では、自宅用に、また、日本に一時帰国する際の知人への土産に、瓶入りのレモンライム・ジャムを購入しています。

 

昼は、同じく、二階のデッキでとります。昼食の内容は、隣国のベトナム料理が中心です。我々の時は、生春巻き、揚げ餃子、野菜炒め、卵料理にスープが出ました。どの料理も、満足のゆく味でした。裸足で食べる飯は、旨い!
午後のアイドル・タイムに、皆がそれぞれにデッキでくつろいでいると、キャビン・アテンダント(CA)の女性が、おやつを持ってきてくれます。カウチ・ソファーにくつろいで、目の前に広がるメコンの流れを楽しみながら、甘いお菓子をいただくのも、嬉しいものです。

 

そして、夜。岸辺に繋留されたワット・プー号のデッキに明かりが灯ります。午後のツアーから帰って、キャビンでシャワーを浴び、午後7時から、ハッピー・アワーということで、デッキに上がりました。椅子に座ると、CAがラオ・ラーオ(コメの蒸留酒。強いものは、40度を超える)をライムで割ったカクテルを持ってきてくれました。陽が落ちて、涼しい川風に吹かれながら飲むカクテルは、各別です。

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さて、夕食だけは、一階にある屋内のダイニング・ルームでとります。理由は、デッキの灯りを求めて、虫たち集まって来るからです。草木の茂る岸辺の土手は、真っ暗です。虫たちにしてみたら、ワット・プー号の灯りは、我々が夜の田舎道をさ迷い歩いて、ようやく見つけた一軒の農家の灯りのように、懐かしさがこみ上げてくるものなのかもしれません。

 


ダイニング・レストランでの夕食は、基本はラオス料理。ただ、ワット・プー号の乗船客の大半を占めるヨーロッパ人の舌に合わせた味付けをしているので、ラオス料理の野性味には欠けますが、洗練された味、とでも言うのでしょうか。ビア・ラーオを飲みながら、その味をゆっくりと楽しみました。

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夕食後は、各自、デッキに出て、カウンター・バーで二人で、或いは、仲間たちが集まって卓を囲んで、酒を楽しんだり、話に興じていました。木造船も、ラオス時間も、ゆったりとしたメコンの空間を行く。贅沢この上ない食でした。

 

ラオス情報文化観光省 日本語公式フェイスブック「LaosSimplybBeautifulJ」より転載

(写真七、八、十枚目は、Mekong Cruises社のホームページから借用)