川の流れのように

川の流れのように Living like a river flowing slowly near the village.

 

19225523_1040917942700106_5266459880932787631_n

ラオスは、国土の七割が、高原・山岳地帯です。そして、6月から10月初旬まで、雨季が続きます。高地から、大小たくさんの河川が流れ下り、メコン川に合流して、ラオスを豊穣の地にしてきました。

1960年、そんな河川の一つを遡り、ダム建設のための調査にやって来た一人の日本人青年がいました。ところが、当時、まだ内戦中だったラオスで、青年は事故にあって消息を絶ってしまいます。

一方、現代のラオスの大都会。田舎から出てきた一人のラオス人女性が、都会での生活に満ち足りない気持ちで暮らしていました。ある日、友人に誘われて、現代の観光名所であるナムグム湖に出かけ、ふとしたきっかけで、時を超えて、1960年代のラオスに紛れ込んでしまうのです。

日本人青年とラオス人女性とが、内戦下の村落地帯で出会い、川の流れのようにゆったりとした生活が始まるのでした。日本・ラオスの初の合作映画、『ラオス 竜の奇跡』のあらすじです。

19225463_1040917746033459_7688465108365973171_n

ビエンチャンの北方約90㎞にあるナムグム・ダム。ナムグム川に建設され、1971年、電力供給のタービンが稼働を開始しました。電力の多くは、、隣国のタイに売電されています。外国への売電は、ラオスにとって、今や、鉱物資源の輸出に次ぐ第二の外貨の稼ぎ手です。

ナムグム・ダムの完成によって、姿を現したナムグム湖。ビエンチャン市民にとっての憩いの観光地です。ちなみに、外国人観光客が落としてゆく外貨は、ラオスにとって、外国への売電に次ぐ、第三の外貨の稼ぎ手です。かく言う私も、ナムグム湖畔に建つ中国資本のホテルで一泊し、ナムグム湖の観光を楽しんできました。ホテル内にはカジノもあって、タイからやって来た観光客が、ルーレットやトランプ・ゲームに熱を入れていました。Living like a river flowing slowly near the villageという風景とは、全く別の光景です。

1960年から、すでに半世紀以上の月日が流れたのだ、ということでしょうか。

 

ラオス情報文化観光省 日本語公式フェイスブック「LaosSimplybBeautifulJ」より転載